【報告】大阪でのライフプラン講座(1/22)、盛況でした

 たまたま事務局長の出張にあわせて大阪で時間がとれたことから、現地のパープル・ハンズの会員さんやご縁のあるかたのなかで、士業系の専門職のかたにもお集まりいただいて、堂山のコミュニティセンター「dista」さんで、ライフプラン講座を開催しました。
 当日は、首都圏でも大雪に見舞われた日で、関西も冷たい雨が降り続いていたなか、25名近いご参加がありました。

 講座では、いつも東京でお話ししている、お金のこと、民間の保険(生保や医療保険)と強制加入の社会保険でできること、住宅について、同性パートナーシップの保証のためのさまざまな書面や法的考え方、そして老後も孤立しないで暮らすこと、などについて1時間半に凝縮してお話ししました(通常3回分ぐらいの内容。苦笑)。会場には何組か、同性カップルや、トランスジェンダーのかたもお見えで、それぞれの事情にあわせて情報を受け取っていってくれたようです。

 今回のイベントは、関西で当事者性をもって、おなじ当事者を法的・制度的にサポートできる専門家のネットワークを作るきっかけとすることも、目的でした。カウンセラーやメンタルコーチといった「こころ系」の支援者はよくお見かけするのですが、法律や制度とその活用、お金の情報に精通する専門家のネットワークが、地に足つけた暮らし作りには必要ではないでしょうか。
 この日は呼びかけにこたえて、いずれもゲイの弁護士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、FP技能士、社会福祉士(医療ソーシャルワーカー)、介護支援専門員(ケアマネージャー)が集まってくださり、一言ずつ自己紹介しました。参加者もこうした専門家が身近にいることに感心している模様でした。私からも、紹介にあわせて各士業の特徴や担当分野などを解説しました。
 同性パートナーで家を買う場合でも、行政書士が契約書や遺言を作成、司法書士が登記を、FPが住宅ローンの見通し、そして親族等に課題を抱えていれば弁護士が対応、などといった具合です。LGBT向け保険セミナーなどもよく見られるようになりましたが、販売ありきの場合は注意、というお話しも出ました。
 終了後は懇親会に場を移し、15名弱が平日の夜にもかかわらずお集まりいただき、歓談に花が咲きました。

 旅人が投げ込んでいった小石が、大きな波紋へと広がり、関西でも、性的マイノリティの事情に即して、暮らし・お金・老後を考える動きが広がっていけばいいなと、お祈りしています。一人暮らしでも、同性ふたりでも、HIVやメンタルなど病をもっていても、人生の途中で性を変えても、最後まで仲間とともに、自分らしく。そのための具体的な情報提供が、パープル・ハンズの活動です。

 他のエリアでも、こうしたライフプラン講座や暮らし・老後を考えるワークショップなどにご関心がありましたら、どうぞお声がけください。
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年頭のごあいさつ


 2018年をおすこやかにお迎えのことと、お喜び申し上げます。
 日頃は、特定非営利活動法人パープル・ハンズの活動に、ご理解とご支援をたまわり、心より御礼申し上げます。

 当会は2013年4月に設立総会(登記完了は8月)、今年の4月で満5年を迎えます。性的マイノリティの「老後」や「同性パートナーシップ保障」をキーワードに、当事者向けの「ライフプラン」にかかわる講座や相談、カフェなどの場を続けてきました。
 さまざまな人の働きで、社会の理解や動きが少しずつ進んでいます。同時に、ブームや支援者頼みではなく、私たち当事者自身が地に足をつけて暮らしを切り開いていく志向も大切だと考えています(酷薄な自助努力論ではなく)。そのための知恵と知識を共有することを、パープル・ハンズは役割と考えています。
 今年も、シングルでも、法律に規定のない同性ふたりでも、病(HIVやメンタルほか)を持っていても、人生の途中で性を変えても、いつまでも自分らしく人生を歩んでいくための「確かな情報センター」「よろず相談所」として、活動を続けていきたいと思っています。

 どうぞ今年もよろしくお願い申し上げます。


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第3回「にじ色あんしん老い仕度」講座 ご報告


 性的マイノリティ版、老後にそなえるライフプラン講座の第3回が終了しました。今回は遺言や相続、お墓や片付けなど、「死」をめぐる場面について、私たちなりの情報整理を行ないました。

 今回も36席の貸会議室が満室になるお申し込みで、30代以下のかたには申し込み後にもかかわらずご辞退いただく仕儀となりました。1年(3回シリーズ)を連続して受講してくださるかたや、友人の紹介など、当会が掲げる「法律や制度の理解と活用」がじわりと広がっていることを実感しました。交流会にも18名のかたが参加され、前回に続いて楽しみにしていたなどの声もあり、温かな忘年のひと時でした。
 当会へ参加されるかたは年代が高いこともあり、エンディング(死)への関心が高く、アンケートには前回に増してぎっしりと感想が書き込まれていたのが印象的でした。
 今回、葬祭大手の某社のかたが参観で参加され、社の樹木葬霊園(同性パートナーや友人、ペットとの合葬も可能、無宗教)や手元供養(屋内安置型の美術骨壷)など、当世の葬祭事情を紹介くださり、受講者も興味深く聞いていました。

 定着してきた老後のライフプラン講座、今年も継続できるよう、さきごろゆうちょ財団へ助成申請をしたところです。2018年度も採択されましたら、ぜひご受講ください!



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大阪でパープル版ライフプラン講座開催(1/22)


 このたび大阪のコミュニティセンターdistaさんのご協力を得て、性的マイノリティ版老後とライフプラン講座を下記の要領で開催いたします。これは当会で行なっている各種講座を1時間半にダイジェストしたものです。当会は東京地方をベースに活動しているため、関西のかたにご受講いただくことはかないませんが(それでも関西からわざわざ受講しにくるかたはいますが)、お近くのかたは、この機会にぜひお運びくださいませ。
 
 本講座は、関西在住の(おもに当事者)専門家のネットワークのきっかけ作りも目的としています。法律や暮らしにかかわる士業者に安心して相談でき、士業者も多職種の連携で当事者をサポートできる体制を作りたいと願っています。弁護士、司法書士、行政書士、社労士、FP技能士その他、ご関心の士業者のみなさまもぜひ、ご参加ください。

 1月22日(月)午後7時~9時
 コミュニティセンターdista
 (大阪市北区堂山町11-2堂山山よしビル4F)

 恐縮ながら、カンパ500円をお願いします。
 性別・セクシュアリティ不問、予約不要


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講座「にじ色ライフプランニング入門」 (11/25、中野)

 今秋、東京・中野区で第31回日本エイズ学会が開催されるのにあわせ、一般のかたへの啓発イベント「TOKYO AIDS WEEKS」が中野区で開催されます(11月23日~26日)。小ホールでのコンサートイベントのほか、25〜26日には公共施設を借り切って、さまざまな催し(映画、シンポジウム、講座……)が開催されます。

 当会でも、「長期療養時代のにじ色ライフプランニング入門」と題した講座を開催します。
 慢性病化したHIV感染症。HIVをもって長い人生を送るうえでのライフプラン上の課題が顕在化しています。貯金、保険、住まい、介護、老後……。陽性でも、そうでなくても、おひとりさまでも、同性ふたりでも、セクシュアルマイノリティの現実にあわせた、いまできる、知っておきたいお金と老後のためのヒント集です。ぜひご聴講ください。
 陽性者限定の企画ではありません(だれでも参加できます)。

 11月25日(土)13:00~15:00
 中野区産業振興センター セミナールーム1
 
  入場無料、予約不要

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 講座「にじ色あんしん老い仕度」③(12/17、上野)募集中

 遺言や相続、お墓や片付け
 いつかかならず来る日のために

 一般財団法人ゆうちょ財団さん助成事業、性的マイノリティのための老後ライフプラン講座「にじ色あんしん老いじたく」。
 ひとり暮らし、同性二人暮らし、家族にカミングアウトしていない、戸籍の性が違う、HIV陽性……など、私たちの事情に即して、老後のお金や暮らし、法律のことなどの不安やお悩み解決に役立つ情報をお届けしています。
 このところ口コミで参加が広がり、毎回、満席の盛況をいただいています。
 3回シリーズの最終回は、自分が亡くなったあとどんなことが起こるのか、残された人が困らないようにする方法はあるのか、遺言や死後事務委任について学びます。また、ひとりでも安心して死ねるのか、「孤立死」やその発見、葬儀やお墓などなど、最近の「高齢おひとりさま」事情もあわせてリサーチしてみます。
 当事者の専門家による、当事者の事情に即した、当事者のための、老後のライフプランセミナーです。ぜひ、ご参加になってみませんか。

 日 時:2017年12月17日(日曜)午後1時半~3時半(座席数30名)
 会 場:地下鉄銀座線・上野駅から徒歩1分(お申込者にご案内)
 講 師:永易至文(パープル・ハンズ事務局長、行政書士、2級FP技能士)
  性別不問、参加費無料、秘密厳守 

 お申込みは、お名前(ニックネーム可)と年齢を書いて、info@purple-hands.net にご送信ください。定員を超えた場合、年齢のお若い順にご遠慮いただく場合がありますので、あらかじめご了承ください。

 昨年と同様の内容ですが、またご聴講いただいてもかまいません。
 終了後、向かいのイングリッシュパブのハッピーアワーで軽く交流会を予定しています。(自由参加)
 交流会だけのご参加も歓迎です。別途お問い合わせください(昨年受講されたかたもぜひどうぞ)。


3回目 チラシ
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【報告】介護施設での研修会に出講


 10月12日、横浜市の小菅ケ谷地域ケアプラザで、地域で介護にあたるかたがたへの「性的マイノリティ」に関する研修会をさせていただきました。
 現在、さまざまな団体が、人権、教育、企業ダイバーシティなどの領域を中心に、研修・啓発に取り組んでいますが、じつは当会ではあまり外部向け講演は行なっていませんでした。また、高齢領域で性的マイノリティ課題へは、まだそれほど高まっていないのも実情です。当会では、今回の研修会をある種のトライアルケースと感じて臨みました。
 当日は15名ほどのかたが参加され、アットホームな雰囲気で進み、後半は全員に感想と質問を述べてもらい、応答で理解を深めました。いただいたアンケート報告には、

 ・性的マイノリティーについて学ぶ機会がなかったのでよかった。
 ・マイノリティーだろうとストレートだろうと基本的には問題はかわらないと思いました。コツがあるたげ。
 ・「人の数だけセクシャリティはある」という図を見ることで、誰もが平等であることを再認識できました。ありがとうございました。今後も定期的に自分の中に情報を入れて、自分の幅を広げ、いろんな角度から一緒になって考えられる、寄り添える相談者になれればと思っています。
 ・正しい知識をもった人が増えることを望んでいます。

 などの声をいただきました。このほか、いつも町のスーパーで熟年の男性カップルと思しき人を見かけて、微笑ましい、という声も聞きました(笑)。
 今後もこうした機会があれば、ぜひ取り組んでいきたいと思っています。


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グリーフ分かち合いの会


 パートナーとの死別を経験されたかたの、分かち合いの会です。当会のファシリテータ(代表理事と死別経験のある理事の2名)がご一緒します。あんしんして思いを語り合える場として、回を重ねてきました。こうした場を必要とされているかたがいらっしゃいましたら、どうぞおたずねくださいませ。

(この会は、死別当事者のみのご参加でお願いします。)

 10月21日(土曜)15時~17時
 東中野事務所(東中野駅西口徒歩1分)、茶菓代:300円

 
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第2回「にじ色あんしん老い仕度」講座 開催ご報告


 性的マイノリティ版、老後にそなえるライフプラン講座の第2回が終了しました。「シングルでも、同性二人でも、入院や介護、認知症、どうする?」と、病の場面をテーマに開催でした。

 36席の貸会議室が満室になるお申し込みでした。また、交流会にも18名のかたが参加され、なかなか会うことのできないシニア層のリアルな姿に、少し下の世代も興味深く質問を重ねていた姿が印象的でした。世代交流の場になっているようです。

 最近は、「友人に紹介された」「ラインでチラシの画像を送ってもらった」という口コミ系の参加が増え、広がりを感じます。また、上野のバラエティショップ(BIG GYMさん)で配布していただくと、「久しぶりにDVDを買いにきてチラシをもらい興味をもった」など、こちらもかなり効果がありました。シニアのかたが、チラシを見ながら「電話」で申し込んでくださるのも、この講座ならではと思います。
 
 アンケートに記された今回の参加の動機には、

 ・セーフティーネットが希薄な状態で、独りで生きる者にとって役に立つ内容だから。
 ・パートナーに親兄弟がいないため、私がいざというときにできることを準備したいから。
 ・現在、家族の入院や介護問題の真っ只中にいるため、参考になれば、と。
 ・若いと思いつつ、40歳を迎えて今後の自身の老後を考えなくてはと思い参加。

 など、中年ならではの家庭環境が目を引きました。いただいたご感想はさまざまですが、

 ・バラバラだった知識が相互につながり、まとまったのがとても良かった。
 ・講座の雰囲気があたたかくていいです。
 ・講座の参加者数が多いのにおどろきました(心強く感じました)。

 などの言葉に、主催者側としてもホッと安心しました。たしかにゲイの参加者が多いのですが、女性のかたも複数おられ、交流会でもたがいに打ち解けていたのが印象的でした。
 今後への希望、「知りたいこと」などには、今後の企画へのヒントも満載でした。

 ・老いた親との関係をみなさんどうなさっているのでしょうか。同居や介護で問題は出てないのか。母にはカムアウトしているんで、パートナーを加えて3人で暮らすことを検討中。そういう事例があれば知りたい。
 ・いずれひとりで死ぬわけなので、どう死んだか、ひとりで死んだあとどうなるかを知りたい。老後のための仲間作りと思いつつ、このコミュニティは団体行動が苦手なのが矛盾点。私は一人っ子なので、いずれ両親が亡くなったあとの一人っ子の老後の過ごし方について知りたい。
 ・介護段階になるまえで、老齢で具合が悪くなったときの病院のつきそいなど、ちょっとしたときに頼れる人をどう確保するか。現在友人に恵まれ、将来は助け合おうと話し合っているが、実際にはどうなるかわからず、シニアの人たちの事例を知ってみたい。
 ・老人の賃貸住宅の問題
 ・安心して助け合える仲間がほしい。一人暮らしでも安心して老後が迎えられるようなサービスがあるとよい。

 講座や相談は、専門家(行政書士、FP)でもある私からの一方通行な発信になりがちですが、生身の先輩たちの声や経験を相互にシェアできないか。せっかく多世代のかたが集まっているパープル・ハンズが、もっと生きた情報を学ぶ場になれないかーー今後の宿題をいただいた気がしています。

 第3回の「遺言や相続、片付けやお墓」など、いわゆる終活テーマについては、12月17日(日)を予定しています。申し込み受付開始まで、いましばらくお待ちください。
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第2回「にじ色あんしん老い仕度」講座(9/30、上野)受付開始

シングルでも、同性二人でも、
入院や介護、認知症、どうする?


 3年目を実施中の性的マイノリティのための老後ライフプラン講座「にじ色あんしん老いじたく」。ひとり暮らし、同性二人暮らし、家族にカミングアウトしていない、戸籍の性が違う、HIV陽性……など、私たちの事情に即して、老後のお金や暮らし、法律のことなどの不安やお悩み解決に役立つ情報をお届けします。

 第2回は、一人暮らしや、家族と認知されづらい同性パートナーとの暮らしで、高齢期にはつきものの入院や介護。病院面会や財産管理の代理など法律的な知識を正確に理解しておくための内容です。
 富裕層向けではなく、ほどほどのお金で安心して暮らすために、本当に備えなければいけないことはなんなのか。みなさまとご一緒に考えてみたいと思います。
 当事者の専門家による、当事者の事情に即した、当事者のための、老後のライフプランセミナーです。ぜひ、ご参加になってみませんか。

 日 時:2017年9月30日(土曜)午後1時半~3時半(座席数30名)
 会 場:地下鉄銀座線・上野駅から徒歩1分(お申込者にご案内)
 講 師:永易至文(パープル・ハンズ事務局長、行政書士、2級FP技能士)
  性別不問、参加費無料、秘密厳守 

 お申込みは、お名前(ニックネーム可)と年齢を書いて、info@purple-hands.net へご送信ください(上野申し込みと明記)。
 おおむね40代以上のご参加を想定。 申込み締切は9月28日夜12時
 定員を超えた場合、年齢のお若い順にご遠慮いただく場合がありますので、あらかじめご了承ください。

 昨年と同様の内容ですが、2度ご聴講いただいてもかまいません。
 終了後、向かいのイングリッシュパブのハッピーアワーで軽く交流会を予定しています。(自由参加)
 交流会だけのご参加も歓迎です。別途お問い合わせください(昨年受講されたかたもぜひどうぞ)。

 *一般財団法人ゆうちょ財団助成「金融相談等活動助成事業」

第2回チラシ


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