【朝日新聞 2013.10.4(金)生活】
消費税が来年4月から8%へアップすることが、正式に決定されました。新聞では「共働き4人世帯で年間6~12万円の負担増」と書いています。ひとり暮らし世帯が多いわれわれでも、それなりな負担増。新聞には2日連載で、家計防衛対策の記事が出ていました。
記事が書く対策その1は、「家計簿をつけること」。といっても、出費がどのくらいかを意識するためのものなので、まずはシンプルでOK。記事中であるFP(フィナンシャルプランナー)さんが提案するのは、「食費」「日用品費」「その他(娯楽、交通、医療費)など」だけ。住居費や保険料などの固定費は記入しない。「日々使ったお金だけ書き出してみましょう」。そして決済まで時間差が生じるクレジットカードは使わない。
「3か月ほど続けると、ニード(生活に必要なもの)とウォント(生活を豊かにするもの)の違いがわかる。多くの人はこの時点で増税分ぐらいを吸収する削りしろが見つかります」
私たちLP研でも、
*自分が月いくらあれば暮らせるかを自覚しよう(その把握には、レシート金額記入だけの家計簿でも有効)。
*必要なお金、楽しむお金、貯めるお金に3分割し、バランスに気をつける。
*貯める(取りのけた)お金ははじめから無かったものと思う。その現金の範囲内で暮らす。借金はしない(カードで買物しない)。
*不要な支出、不合理な支出をまず削る、見直す。増収策はそのあとで。
をよく言います。
最後の「不要な支出、不合理な支出」の見直しについて、2日目の記事に「見直しは大きな支出項目ほど削減に役立つ。食費などをチマチマ削るより、住居費や保険料など固定費をちゃんと見直すほうが効果が大きい」とあります。
住居費の見直しとして、安いところへ引っ越す(笑)は無いでしょうが、保険料はよく上げられる見直しポイントです。わからないまま入っていて、自分のニーズとずれてしまっていることも多いからです。見直しポイントで、こんなコメントや例があげられていました。
*なんのために入るのか目的をハッキリさせて。
*貯蓄と公的制度(健康保険や年金制度)で補える範囲以外の足りない分を保険で、と考えて。
*主な契約に上乗せする「特約」が山盛りになり保険料が高くなっていないか見直しを。
*相談例では、25歳で介護特約をつけたり、がん保険に入っているのにがん特約をつけたケースも。
ちなみにLP研では、「セクマイは保険に入る必要、無いんじゃない?」と言っています。
また、「電話関係は不合理な支出をしていないか、いろいろな割引制度の最大活用など見直す」「ジムなど、公営のものに変えてもいいか検討してみる」「ムダに年会費を引き落とされているクレジットカードなど退会する」「家内の不用品をヤフオクやフリマで売って、小銭稼ぎと断捨離の一挙両得」とか、いかがでしょうか?
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