おなじ24日、オピニオン面の「耕論」では、遠距離介護について3人のかたのインタビュー「遠くの親をみる」が載り、読みごたえある紙面を作っていました。
東京や大都市に出てきている性的マイノリティには、人知れず遠距離介護に悩んでいるかたも多いかもしれませんね。
3人のうちのお一人、NPO法人パオッコ理事長、太田差恵子さんのインタは、遠距離介護のヒント集ともいう内容でしたので、メモしてみます。
・カギを握るのは「情報」。親の状態や暮らし方を知っておく。親は心配かけまいと、子にはなにも言わない。知らない間にひどい状態になることも。
・親が暮らす地域にどんな介護サービスがあるのか、情報を集める。子世代なら、現地に行かなくても電話やネットで調べられるはず。
・介護保険以外にも、民間のサービスやボランティアなどもけっこうある。親の地元の地域包括支援センターを手始めに、調べてみよう。
・食事、入浴、排泄などはプロの介助者に。子が親元に通ってできることは、「情緒的な支援」。
・介護で仕事は辞めてはいけない。一度辞めると復帰は困難(とくに女性が介護退職に追い込まれやすい)。
・介護同居始めると、介護保険の生活援助サービスが使えなくなることは注意。
・長くかかることを前提に、頑張りすぎないこと。
これらのアドバイスは、26日の「ライフプランニング研究会(LP研)、性的マイノリティと親の介護」で出たアドバイスとも共通します。LP研では、メモ中にある「地域包括支援センター」の相談員が講師をつとめてくださり、参加者から「地域包括が身近な感じになった」という感想もいただきました。
パオッコでは、遠距離介護の経験者の話や新しい情報を、発信しています。関心のあるかたはご参照ください。
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