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高齢独居男性の17%が、会話は「2週間に1回以下」

【朝日新聞 2013.7.25(木)】

 参院選があけて、「衆参ねじれ解消・自民一強体制」があらわになった先週の新聞紙面は、野党各党の右往左往ーーわけても民主党のていたらく、TPP交渉初参加、各地の局地的豪雨、そして「平成の八墓村」事件に埋められた一週間でした。
 さらに、選挙から一週間もたたないというのに(あるいは終わったからこそ、と言うべきか)、社会保障の切り下げーーわけても介護保険の切り下げが早くも伝えられています(社会保障国民会議の報告書素案まとまる)。私たちが親の介護に直面するとき、この問題はモロに私たちの暮らしに影響を与えてくるでしょう。
 そのニュースは来週お伝えすることにして、社会面のわずか3段の小記事ながら、まず第一にご紹介したいものがあります。それが標題のニュースです。


 国立社会保障・人口問題研究所ーーこの名前は、女性問題や性的マイノリティ問題にかかわっていると、どっかで耳にすることありますーーは、ときどきユニークな調査をやる国のシンクタンクですが、昨年7月に、「生活と支え合いに関する調査」を実施、福島県をのぞく全国の1万1千世帯と、20歳以上の約2万1千人が回答したそうです。
 その結果が1年後の7月24日に発表され、この報道になったというわけ。

 研究所のサイトを見ると、この調査結果のプレスリリースがリンクされているのですが、かなり興味深い結果がならんでいます(下にリンク)。
 いろいろ見えてきたデータのなかから朝日新聞は、「高齢(65歳以上)の独居男性の17%が、人としゃべるのは2週間に1回以下」という部分を紹介。おなじことは女性の場合には4%にとどまるのに対して「一人暮らしの高齢男性が孤立しやすい傾向が浮かび上がった」と書いています。

 「うーーん」と思いました。ゲイ男性の多くが将来は「一人暮らしの高齢男性」になるのでしょう。まずこのことから目を背けてはいけません。
 そして、この結果をそのままゲイ男性の老後にスライドさせることはできませんが、私もなんらかの努力をしてみんなとの絆を維持していかないと、孤立して、他人としゃべるのも「2週間に1回以下」という状況を呈するのでしょう……。

 あれほどおしゃべりで、二丁目のバーでもどこでもはっちゃけていた人が、加齢のなかで「最近、あの人、見ないね……」ということがあります。その人は、いまどこで、どうしているのか。思い出してメールや電話をしてみたら、アドレスも番号も通じない。本名も住所も知らないので、その先は訪ねようもない。とてもじゃないが地域のノンケ社会でうまくやっているとも思えない。恋人でもいれば、いやせめて訪ねていく人でもあればいいとは思うけれど、どうしているのか……。

 性的マイノリティーーとくにゲイ男性が、老後も集まったり話し合ったりする場がこれからホントに必要になるんだろうなあ。aktaで「60代ゲイ、70代ゲイの、しゃべり場」やったり、「80代の先輩、おたっしゃ訪問隊」を組んで定期的に見守りに行くとか、あながち冗談ですまなくなってくるかも、です。

 この「生活と支え合いに関する調査」の結果報告は、これ以外にもとても興味深い内容ですので、プレスリリースをぜひご覧になることをおすすめします。
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