リタイア後も20年、30年続く人生をどう豊かに過ごすか。
住まいや資産、生き方の達人からヒントを学ぶ「ハッピーエンディングセミナー 後半生のくらしを考える」というイベントがあって、その概要が新聞に出てました。主催はこの朝日新聞社、協賛はセコムだそう。高齢者の家の安全はウチへ、の心?
定員は600人で前後入れ替え制。会場写真を見ると、満席のようですな。高齢者だけでなく、40代ぐらいの女性も多いです。親の代わりに聞きにきたのか、それとも「おひとりさま女性」の早期終活なのか? はあ。
お金や住まい、田舎暮らしなど、高齢者が興味を持ちそうなテーマについて、著名講師の講演が並びます。
老後のお金について、有名FP(フィナンシャルプランナー)の藤川太さんが、つぎのように語っています。
*リタイア後でも、いまは「健康で働けるなら働く」時代。今後、厚生年金の支給開始が繰り上がるかもしれませんが、働くことで収入の谷間を消せるし、生きがいを見つけることもできる。
*家計ではお金の貯め時と使い時という考えが大切。子どもが独立し自分が退職するまでは最後の貯め時。教育費がかからなくなるとつい手綱が緩み勝ちですが、使い時のためにしっかりためなければいけない。
*支出のコントロールは、まず保険の見直し。もう一つは住まい。住むところで住居コストも生活費も変わってくる。
*これからのライフスケジュール表やキャッシュフロー表を作って、早めに検討や対策を。
*家計の棚卸し(預貯金、有価証券、不動産などの資産、そしてローンなど借金。その差し引きの実資産。そして年金の見込みなど)もしてみましょう。
ご夫婦向けの講演では、まずこういうお話になるんでしょうね。でも、子どもの教育費がかからないゲイなどは、貯めようと思えばずっと貯められます。老後にはそもそもアドバンテージがあるはずなんですが、なぜ「ゲイの老後は不安、不安」の声ばかり??
この項、明日も続けます。
ちなみに、新聞社ではこのセミナーを定期的に開催しているようで、特設ウェブもあります。過去の講演も収録されています。
ハッピーエンディングセミナー
- 関連記事
-
- 老後の住まいと「万一」対応 あるセミナーから(2) (2013/07/19)
- 老後のお金 あるセミナーから (1) (2013/07/18)
- これから「町内会」の時代になる、かも? (2013/07/12)
スポンサーサイト