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胃ろう 家族向けに手引書 そのとき同性カップルは??

【朝日新聞 2013.7.12(夕刊)】

 前週の新聞記事から、性的マイノリティの暮らしに関連しそうな記事を、そういう視点で紹介する、「LP研ニュース切り抜き帖」。参院選で紙面が覆われて、あまりこれという記事が少なかった一週間でした(今週もでしょうが)。
 そのなかからでも、まずはご紹介する記事は、コレ。
 胃ろうを作るか家族が判断するときの手引書を、聖路加病院の研究班がまとめた、という記事です。(あとでリンク先もご紹介)


 高齢になって、口から食べられなくなったとき、胃へ直接、栄養液などを入れる「胃ろう」。なんとなく末期医療のムダな延命措置、「スパゲティー症候群」の象徴のような気もして、たしかに私は気が進まないのですが……。
 こうした胃ろうを作るような事態になるときは、たいてい本人は認知症も進んでいたり、重篤な脳卒中その他で、自分では判断できない状態です。
 本人自身の意思がわからない場合、家族などが、かわりに判断をすることになります。そのとき家族はどうする?
 たとえば老父母がそういう状態になった場合、子どもとして私たちはどう判断するのか?

 そういうときのために、胃ろうとは何か、そしてつける・つけないをどのように判断していくのか、それらをわかりやすく解説し、ワークシートもつけた家族向けの手引書が、聖路加大学の研究班によって作られました。
 これはホームページからダウンロードすることができます。
 この「胃ろうの意志決定サイト」、一度、目を通されてはいかがでしょうか。


 さて、本人に代わってこのようなとき意志決定を行なう人を、この手引書では、「代理意志決定」「意志決定を行う代理人」と書いています。それになるのは、

  以前本人から指名されていた人(健康管理に関する委任権を持つ人)
  最近親者
  任命された後見人

 つまり、血縁上の家族・親族(上に言う「最近親者」)でなくとも、以前から本人が「私に万一のときにはこの人に判断を……」などと記した委任状を持っていたり、任意後見契約を結んで後見人になったりすることで、性的マイノリティの場合でも、同性パートナーなどがこの「意志決定を行う代理人」になることができることがわかります。
 医療の場では、すでにそういうことにも対応しますよ、と明白にしているわけです。

 日本には同性婚がないので、なるほど同性パートナーは配偶者(最近親者)とは認められないけれど、それ以外にも「すでに」方法はあるわけです。
 じゃ、その方法をいつやるのか? 元気なうちの「今でしょ!」

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