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町中に、英語だけではなく中国語が表記され、耳にすることも増えてきました。もともと中国語には少し興味があったのですが、独学したり教室に通うほどの気持ちはなく、取り組む切っ掛けとして、カジュアルな感じで接し始めたいと感じていました。
そんな中、パープルの中国語講座を目にし、ラジオ講座の復習という内容で行えることを知りました。中国語は他の言語以上に発音が重要と聞いていましたので、耳から入る情報を確認してアウトプットする方法はとてもよい学習方法だと思い、受講を決めました。
最初は大変緊張しましたし、毎週、本当に無情にやってくる講座の時間に気持ちも重くなるのですが、幸い、文法から入る学習方法ではなかったことと、根気よく発音を繰り返し練習させてくれる講師とクラスであったため、後で振り返った時に、大変有意義な学びの時間であったことを感じられるだろうなと思って続けています。(S)
「習い事」……いくつになっても心が楽しくなる響き。新しいことを始めるときの、あのドキドキとワクワクが混ざったような感覚、習ったことが少しずつできるようになっていく嬉しさ、広がる世界。そんなものに背を向けるようになってどれくらい経つだろうか。
きっかけは、メンタルヘルス上の病を得たことだった。新しいことが覚えられない。覚えたはずのこともすぐに忘れてしまう。記憶力がいいことを自慢のひとつとしてこっそり持っていた自分にとって、これは大きな痛手だった。ちっちゃなプライドを守るために、新しいことに踏み出すことをやめた、はずだった。
ある日突然、中国ブロマンスドラマにはまった。今風に言えば「沼」である。ドラマが面白い。原作はもっとスゴイらしい。え? 原作、和訳未発売なの? そこでめげないのが沼人の性(さが)。ドラマを原語でもわかるようになりたい! 原作も読めるようになってみたい!! 「沼」は底なしである。
そんなとき、友人からふと聞いてしまった。中国語講座、開講するらしいよ。それもパープル・ハンズの人が講師なんだって。聞いた瞬間に問い合わせメールを送っていた。沼人、恐るべし。
さあ、めでたく講座に参加することになったはいいが、そこからが大変だった。いや、現在進行形なので、大変である。なにせ劇的に物覚えの悪い脳味噌、絹豆腐並みの意思。それでも、沼人の不純な動機、強さだけは一人前。中国語を覚えたい、少しでも話せるようになりたいという気持ちが折れることはない。毎日ラジオを聞く、という作業は早々に諦めて、CDを買って思いついた時に聞くようにした。ついに、単語帳を作り始めた。そうこうしているうちに、たどたどしいながらも例文が読めるようになってくる。できないことが少しずつできるようになってくる楽しさ、そうそう、こういう感じだったっけ。
講師の永易先生はときに厳しく、ときに温かく、ときに面白く、そして楽しく、毎週私たちを導いてくださる。何回も間違えるとさすがに情けなくなってくるのだが、それでも続けているのはひとえに講座が楽しいから、の一言に尽きる。
つい先日、中国語のドラマを見ていたら耳から入ってきた言葉がすとん、と理解できた。心の中でちいさくガッツポーズをした瞬間だった。(O)
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ラジオ講座は半年完結。10月から希望者がいればまた開講します(月謝6000円)。あなたも新しい学びへ、いかがですか?
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