また、翌週から始まっているレインボーウイークでは、オンラインで二日にわたり「セクマイ『老後』夜話」と題し、当会の活動報告や、昨年話題になった「ゲイの老人ホーム誕生」というニュースから、老後の住まい方について考える場を開きました。両回とも30余名のかたがご視聴くださいました。
参加くださった「ひろさん」に、感想を書いていただきました。
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東京レインボープライドでは、「パープル・ハンズ」のブースを訪ねた。自己紹介などして言葉を交わしたあと、勇気を出して「じつはお酒の問題を抱えてて、自助グループに通っている」と打ち明けた。するとちょうど4/29にオンラインで、さまざまな依存などの課題を抱えるセクマイのイベントが開催されることを教えてくれて、あそこの団体が窓口だから、聞きにいってみたら、と前方のブースを指さした。そこは私もさっきまで訪れていたのだが、そんなイベントがあることは知らなかった。私はパープル・ハンズのブースで話せたことでそのイベントを知り、後日に参加することで多くのサポートグループの存在を知ることができた。暮らしや老後の情報センターを掲げるパープル・ハンズならではだった。
つづいて、4/26・27のオンライントーク「セクマイ『老後』夜話」を視聴した。こちらも、両夜とも充実した内容で知らなかったことだらけ。参加できて本当によかった。
じつは内容に加え強く印象に残ったことがある。それは講師役の永易さんが放つ「激辛」の言葉の数々。「(ゲイは)関心はもつけど結局は行動しない種族」「無料で配布している『緊急連絡先カード』すら持たない」等々。老後の不安や金銭面での問題を抱えるセクマイが、存在すら知らない行政の制度や団体の知識を豊富に持つだけに、なかなか具体的な老後の準備にとりかからず、時にタイミングを逸してしまうゲイの姿にもどかしく感じ、永易さんを関西育ちの私もビビるほどの辛口人間にさせるのだろうか。しかし周囲に注意してくれる人間がいなくなりがちな中高年のセクマイにとって、言うべきことを厳しく言ってくれる人の存在は貴重だ。
これらの経験を通し痛感したのは、相談する側もただ受身の姿勢で話を聞くだけでなく、一歩踏み出して思い切って悩みを打ち明けてこそ必要な情報が得られるということ。今回、上京しパープル・ハンズさんとつながることができて本当によかった。(ひろ)
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ひろさま、ありがとうございました! みなさまも、ぜひどんな不安があるのか、どんな情報がほしいのか、お茶会その他の場で、そしてメールなどで、積極的にお伝えください。当方でも一生懸命情報を探して、お伝えしたいと思います。そして最後に言いたい、私はコワくありませんから!(苦笑)
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