シニア向けビジネスと食事宅配

【朝日新聞 2013.6.22】

 今週も、先週の新聞記事から性的マイノリティ的にもおもしろそうな(と私が感じた)記事をご紹介します。ニュース切り抜き帖。

 おなじ日の経済面と生活面に、シニアビジネス記事が2本、掲載されています。ウェブのニュースサイトだけ見ていては感じ取れないライブ感覚かもしれません。
 第一次ベビーブーマーといい、団塊世代といい、人口の多いということはありがたいことで、いまシニアビジネスのターゲットとして60歳前後(それ以上)が、熱い視線を浴びています。記事から拾うと……

 60歳以上のシニアの消費は100兆円市場。(なんとやら市場が5.7兆円の何倍……?)
 アラカン(還暦近く)をターゲットにした結婚相談所も盛ん。「愛情があれば相手の介護もできるわ」と。
 名曲健康体操、座って踊れるフラダンスなど、老化防止ソフトがついたカラオケ機器も人気。
 そして資産1億以上の富裕層シニアを狙うリゾートホテル、老化防止サプリ、しわ・たるみ改善のエステ、高級老人ホーム……。
 
 いやはやでありますが、これも景気浮揚の一翼となるなら、比較的資産に余裕があるとされるこの世代、握ったものは全部吐き出して、子孫に美田を残さず、お国のために使っていただきたいものです。
 
 一方、生活面では、いま広がりを見せる「食事宅配サービス」を紹介しています。ちょっと気をつけてると、外食産業、コンビニ、生協などがつぎつぎ参入。揚げ物中心のいわゆるコンビニ弁当よりもヘルシー志向で、1食500~700円で、利用者も伸びています。コンビニ系では、食事宅配と同時に日用品や他の食品も配送してもらえ、「現代のご用聞き」。一種の見守りサービスともなっているようです。
 栄養的には比較的バランスがとれているとはいうものの、野菜などは中毒防止のために過加熱、ビタミンが壊れているとも。生野菜を補う工夫も必要といいます。

 前段の裕福高齢者ターゲットビジネスはともかく、後段の宅配サービス。高齢期になると家事も面倒になったり、栄養にもいっそう気を使う必要があったり。一人暮らしで高齢期を迎えることの多いだろう性的マイノリティは、これからこういうものを利用しながら生き延びていくのかなあ……。
「食事宅配」の折り込みチラシや、路地で宅配中の自転車を見るたびに、そんな高齢期の自分を想像する私です。


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