今回は「シングルでも、同性二人でも、入院や介護、認知症、どうする?」という内容で、26名の申し込み、24名の参加で実施されました。全員が40代以上のみなさんでした(スタッフ側除く)。
前半は、発病・入院時、要介護時、認知症時にわけて、だれにも使える公的制度(健康保険、介護保険、成年後見制度)の確認や、準備しておくとよい書面について説明しました。後半の質疑応答では、ご自分の事情を話してくださるかたもいて、互いに学び合う「ピアエデュケーション」の趣きがありました。
アンケートの感想では、
・公的な制度の活用でさまざまな保障が得られるとわかったが、なかなか難しく、勉強が必要だ
・法的なことは難しく、専門家の助言がもらいたい
・後見制度をわかりやすく説明してもらえてよかった
・介護時も自宅で過ごしたいと思っていたので、参考になりました
・パートナーが後見人になることは難しそう。専門家や見守り法人などとの契約となるのか?
・パートナー有りの話に偏っていたのでは? 独居の場合の身元保証サービスについて知りたい
などがうかがえました。また「困りごと・不安」として、
・孤独死
・生活費や住居の確保。どのくらいの金銭が必要か。
・特養、有料老人ホーム、 サ高住、老健などの違い・実態等を知りたい
・ケアマネやヘルパーの具体的な話を聞きたい
・自分でも調べていて情報多すぎて逆に不安(ふりまわされないように、筋道をつけてほしい)
・パートナーが経済的に自立していない、親族にカムアウトしていない
・後見や死後事務のやり方はわかったが、だれに託せばいいのか……
・終末期で(親族以外が)どこまで関われるのか
・他界したパートナーとおなじお墓に入りたい
などが書かれていました。今後の講座内容への工夫にも役立てたいと思っています。
会後の交流会も10名が残留し、他所ではできない深い話をしたり、SNS等を交換して今後の連絡を約束しあうなど、中年からの友だち作りのよい機会となったようでした。
第3回の「終活編」は、1月の19日か26日の土曜を予定しています。今後のお知らせにご注目ください。
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