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ゆうちょ財団の助成を新年度もいただきました

 パープル・ハンズは、「支援団体」というよりも、性的マイノリティの誇りや人生を「ライフプラン」という補助線を引くことで、暮らし・お金・老後の面から具体的に考えるための学びの場、「学習サークル」ともいえる団体です。
 “私たちはかわいそうな被支援者ではない。裕福ではなくとも、キラキラ輝かなくても、自分の納得いく暮らしを自分たちで作り出そう”ーーそんなスピリットをベースにしています。
 2010年に始まった「同性愛者のためのライフプランニング研究会」が前身となり、13年に法人化。そのとき主体名も、「性的マイノリティおよび多様なライフスタイルを生きる人びと」と改めました。同性愛、性別違和、そして異性愛者も含んで、既存の生活スタイルに不便や息苦しさを感じる人が、現行の法制度を最大限活用するなかで、自分に納得いく暮らしを具体的に紡ぐお手伝いをしています。
 
 上野エリアで3回シリーズで開催する40代以上のかた向けの「にじ色あんしん老いじたく」講座は、基幹事業の一つです。老後のお金と住まい、入院・介護や認知症時、いわゆる終活や死後事務ーーこの「老・病・死」にかかわる情報を性的マイノリティバージョンで学んでいます。
 性的マイノリティバージョンとは、「おひとりさま」だったり、法律上は他人の同性パートナーがいたり、有病者だったり、人生の途中で性別を変えたり、などです。
 これまで3年開催し、定員36席の貸会議室が毎回、ほぼ満員となるご好評をいただいています。高齢のゲイカップル、トランスジェンダーのかたなどのご参加、関西から上京してのご聴講なども、印象に残りました。

 講座の実施には、一般財団法人ゆうちょ財団さんの「金融相談等活動助成事業に係る助成」を活用させていただいています。会場費、チラシ代、資料印刷費、チラシ郵送費のほか、講師代、ゲイバー回り等でのチラシ配布への作業者交通費など、1講座につき10万円を限度に助成いただいています(3講座分)。

 また、講座とはべつに実施する、性的マイノリティやゲイに多いHIV陽性のかたのための「対面ライフプランニング相談」にも、約2時間の相談料5,000円を20回分まで(10万円)を助成いただいています。弁護士事件などは低所得者の場合、法テラスなどの無料相談が利用できますが、他の専門家への生活相談はそうもいかず、相談料を懸念して相談ができない状況があります。この助成で、相談者は費用を心配せず、また当会も無料相談による過剰な「持ち出し」負担がなく、相談業務にあたることができます。

 2018年度も同様の事業を計画し、昨秋、ゆうちょ財団へ助成申請したところ、このたび、新年度もすべて助成に採用する旨の通知が届きました。新年度も、講座と相談を無料で開催できる運びとなりました。まだまだ受講や相談を広げていきたいと思っています。はじめてのかたはふるってご参加ください。すでにご参加くださったかたも、ぜひ、口コミやSNS等で広報にご協力いただければさいわいです(最近は、友人に紹介された、相方に行けと言われた(笑)というかたが増えました)。

 さらに、2017年度の当会の事業を、「優秀活動賞」に選考したとのお知らせもいただました。秋の財団での報告会で参加者にスピーチする機会があるとのことで、一般のかたがたにも性的マイノリティの実情や活動についてご紹介できることを、いまから楽しみにしているところです。

 参考・ゆうちょ財団さんHP
 
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