パープル・ハンズ第4期(2016年度)の活動のご報告

(以下、メルマガより転載)

 過日、つぎのようなご挨拶状と都庁へ提出の法定報告書(事業・会計)を、会員・諸団体のみなさまにお送りいたしました。メルマガ登録のみなさまにも、ご高覧いただければさいわいです。
 なお、報告書本文(ワードファイル、エクセルファイル)の閲覧をご希望のかたは、お申し付けいただければ添付でお送りいたしますのでご連絡くださいませ。なお、都庁のホームページには約1か月ごにはpdfファイルで掲載されます。
 http://www.npo.metro.tokyo.jp


 謹啓
 新緑のころ、みなさまにはお元気にお過ごしのことと拝します。
 日頃はNPO法人パープル・ハンズにご理解とご支援をたまわり、まことにありがとうございます。

 当会は2月末日に法人第4期を終了し、現在、第5期の活動に入りました。これもひとえに応援くださるみなさまのおかげと、心から感謝申し上げます。
 昨年度の事業報告書と会計報告をお届けいたしますので、ぜひご高覧ください。

 当会の特徴は、「性的マイノリティの老後を考え、つながるためのNPO」「老後と同性パートナーシップのたしかな情報センター」といったキャッチフレーズで説明しています。

 まず、昨年度の活動をご紹介します。

 シニア層のお客さんが多いゲイバーが集まる上野・浅草エリアで、老後セミナー「にじ色あんしん老いじたく講座」を3回シリーズで開催しました(一般財団法人ゆうちょ財団助成事業)。「標準家族」ではない当事者の事情に即した、実践的な内容で好評をいただき、終了後の交流会も楽しみとのお声をいただいています。これと合わせて少し若い目の世代にあわせて新宿のaktaさんでも、ライフプラン講座を続けています。

 パープル・カフェは、集いの場をほぼ月一で開催、老後の不安なども安心して話せる場として、初めての人からリピーターまで、ご好評をいただいています。支援者のなかにはお菓子を送って下さるかたもいます。

 相談事業は、電話相談に加え、やはりゆうちょ財団さんの助成をいただき、ゲイに多いHIV陽性者のライフプラン相談を実施し、昨年は11人のかたのお話しをうかがい、貴重な事例を集めることができました。

 そして、一般社会への情報発信として、昨年3月には、生活協同組合パルシステム東京さんの助成金をいただき小冊子(『高齢期の性的マイノリティ 理解と支援ハンドブック』。現在品切れ)を発行、それにあわせてシンポジウムを開催し、70名のかたに聴講していただきました。
 そのほか、HIV陽性者の長期療養支援の場面などを中心に、講演等の依頼をいただいています。

 決算内容はあいかわらず収支それぞれ100万円強の小さな規模で、昨年度は1万6千円程度の黒字で終わりましたが、このほとんどは助成金を受け、受けた助成金で助成事業を行なったもので、「通過会計」の現状です。助成事業以外の事務局/団体を運営するための管理費は、みなさまからの会費などの自主財源で賄っていますが、事務局員への人件費や、個人事務所に間借りするための家賃や水光熱費等の事務所費の按分は、まだ実現するだけの体力がないのが現状です。

 さて、第5期の今年もとくに代わり映えなく、生活に立脚した視点で、できることを、できる範囲で、地道に続けてまいります。
 当会の持ち味である実践的なライフプラン講座を、新宿と上野で並行して開催する予定であり、今年度もゆうちょ財団の助成金に採用していただきました(第1回のチラシを同封しました)。
 また、パープル・カフェもほぼ毎月、開催します。手薄な広報にも注力し、認知拡大やそれによる研修事業の受託などにつなげたいと思っています。

 それに加え、新しい事業の動きも出てまいりました。これらは別紙に記載しております。冒頭に掲げたキャッチフレーズに加え、今期はさらに、「性的マイノリティに対応するライフサポート事業体」をめざして、新たなトライをしたいと考えています。ぜひご高覧いただき、みなさまからのご鞭撻をいただけましたら幸いです。
 今後の活動はメルマガでお届けするほか、ツイッターやブログ等でもぜひチェックしてくださいませ。
 以上、最後までお読みくださいまして、まことにありがとうございました。

 末尾ながら、みなさまのますますのご健勝をお祈り申し上げます。

 敬具

 2017年5月吉日

 特定非営利活動法人パープル・ハンズ 
 事務局長 永易至文




 【別紙】
パープル・ハンズ 2017年度の活動

 従来からの継続

◉あんしん老いじたく講座(上野)*、ライフプランニング研究会(LP研、新宿)の継続
3年目に入ったシニア向けの上野講座、8年目に入った若い人から役に立つ新宿講座を、続けていきます。社会が悪い、差別が悪い、と他を責めるまえに、意外にできることはたくさんあります。知は力!
*一般財団法人ゆうちょ財団助成事業

◉LGBT/HIV陽性者のライフプランニング相談*
電話相談はいつでも、対面相談もLGBT全般からお受けできるようになりました。
*一般財団法人ゆうちょ財団助成事業

◉パープル・カフェの月例開催
月末の土曜か日曜に開催。はじめましてからリピーターまで。お気軽に。

◉介護や高齢福祉領域への認知拡大
対外的な「営業」が全然弱いので(当会はおもに当事者向け活動に注力)、介護や高齢福祉、行政の男女参画部門を中心に、こうした団体があること、一般基礎知識研修もさることながら当事者向け生活相談などにあたれることをPRしたいと思っています。


新しい活動、ニューチャレンジ

◉グリーフ分かち合いの会の開始
死別経験者のご相談が続いたことから、カフェの別枠として、当事者の分かち合いの会を年4回ほど計画しています。他の同種の団体の活動とも連携し、年間を通してコミュニティのどこかでわかちあいの場を提供できればいいかなと思っています。

◉緊急連絡先預かりサービス(身元引き受け人)
一人暮らし、親族等と不仲など緊急連絡先がない人に、緊急連絡先として当会をご指定いただくサービスを、当会の特別会員(年1万2千円)として開始します。万一時には緊急連絡を受けるとともに、事前に打ち合わせた対応をします。

◉性的マイノリティと介護・高齢期研究会
介護にかかわる大学教員や専門家との連携をきっかけに、ネットワークが動きはじめました。当事者インタビューやネット調査を行ない、学会発表やエビデンスにもとづく種々の研修・資材作成などに活用していきます。

◉小冊子「理解と支援ハンドブック」3刷をクラウドファンディング
助成金で作成の初刷・1500部、自費増刷した2刷・2500部もなくなり、3刷を計画中。クラファンに初挑戦し(2刷への補填ふくめ30万円を予定)、資金調達とともに当会の活動の広報をはかります。

◉成年後見法人へのトライアル(主にHIV領域)
HIV領域を中心に、一人暮らし、高齢期で、認知症、親族と疎遠といった課題をかかえる人の問題が指摘されはじめました。そういうかたを、外付け家族として支えるのが成年後見制度です。当会では、行政書士や社会福祉士からなる実務班と、その活動を監督する専門家によるカンファレンス委員会とによる、法人後見の受任体制を現在、構築中です。


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特定非営利活動法人パープル・ハンズ
事務局長 永易至文
〒164-0003
東京都中野区東中野1-57-2柴沼ビル41号
TEL : 03-6279-3094
http://purple-hands.net/
ツイッター :@PurpleHands_net
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