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2017年 新年のごあいさつ

 おすこやかに2017年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 昨年も、NPO法人パープル・ハンズの活動にご理解と応援をいただき、まことにありがとうございました。

 当会は2010年に始まった「同性愛者のためのライフプランニング研究会」を前身に、2013年に法人化しました(このさい、「性的マイノリティと多様なライフスタイルを生きる人びと」に主体を更新しました)。
 現在は第4期中で、本年3月から第5期の活動に入ります。

 年頭にあたり、第4期の活動をふり返ってみたいと思います。

 当会は、性的マイノリティ当事者が安心して老後を含めた人生を送るために必要な情報を提供することを、第一の活動にしています。
 上野エリアで開催している「にじ色あんしん老いじたく」講座(一財ゆうちょ財団助成事業)では、3回シリーズで性的マイノリティバージョンでのライフプランや老後に役立つ情報をお伝えしています。6月、9月、12月に開催し、毎回30名前後のかたにお申込みいただきました(おおむね40歳以上)。終了後の交流会にも、毎回10名強のかたが参加、なごやかな交流ができました。
 同様の講座を、新宿のコミュニティセンターaktaでも提供しています。
 講座以外にも、電話や対面で相談を提供しています。ゆうちょ財団さんには「HIV陽性者のためのライフプランニング相談」にも助成をいただいています。
 中高年からの仲間づくりと本音で語り合えるパープル・カフェは、ほぼ毎月、事務所で開催を重ねてきました。

 昨年春の東京レインボーウイークには当会も参加し、講演会:「「ひとり暮らし」から考える性的マイノリティの老後」を開催。長年、シングルのサポートにあたってきた「単身けん」の石川由紀さんにお話いただきました。同性カップルに偏重しない姿勢で暮らしと老後を考えています。
 パレード会場でのブースにも、多くのかたにお立ち寄りいただきました。

 当事者への情報提供とともに、社会への発信も重要と考えています。
 3月には、介護や福祉向け小冊子『性的マイノリティ理解と支援ハンドブック』を作成。作成記念シンポジウムでは医師・看護師・ケアマネ・行政書士により、医療・介護・法律など多方面から検討する充実した議論ができました。小冊子は希望に応じてご送付するほか、ホームページからPDFがダウンロードできます。これらには生活協同組合パルシステム東京さんの助成をいただきました。
 その後、介護専門紙「シルバー新報」での連載、日本福祉文化学会での登壇、介護関係のかたからのご連絡へとつながりました。これからの新しい展開が期待できそうです。

 ゲイとHIV陽性が重複する領域でも、問題提起を重ねています。エイズ関連の学会や集会・研究会で、ゲイ・バイ男性が多い高齢期のHIV陽性者支援について、計5回の登壇をさせていただきました。
 仏教情報センター「いのちを見つめる集い」、日本記者クラブ「シリーズ:LGBTと社会」などの登壇も、あらたな出会いへと広がりました。

 いわゆるLGBTコミュニティでは、社会の性的マイノリティへの関心にこたえて対外的な講演や研修に取り組むみなさまが多いなか、当会は、あくまで当事者へ向けた、生活の現場に足をつけた具体的で実践的なサポートを活動ミッションにしています。
 これからもその原点を大切に、本年も当事者向けと対外向けのバランスを図りながら、あわせて同種の活動に取り組む団体やみなさまとも連携しながら、地道に取り組んでゆきたいと思っています。

 年頭にあたり、みなさまのご支援と応援を、今後ともよろしくお願い申し上げます。
 
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