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認知症もいろいろ 正しい診断と処方がカギ

【朝日新聞 2013.5.29、30(朝)】

 生活面では5月の末、3回シリーズで「認知症とわたしたち 向き合って」を連載していました。
 認知症とは、脳の障害によって日常生活に支障が生じる程度まで記憶などの認知機能が低下した状態です。でも、認知症と一言で言っても、いろいろな型があるようです。


 おもな認知症
 ・記憶障害が主な症状のアルツハイマー型
 ・幻視が出やすいレビー小体型
 ・脳の前頭葉や側頭葉に萎縮が起きる前頭側頭型
 ・脳梗塞などが原因の脳血管性

 などなど。治療の中心はお薬で、症状を緩和したり、進行を遅らせる効果があります。型ごとに処方する薬にも違いがあり、処方を誤ると逆効果も。専門医による正しい診断が大事ということですね。
 また、うつや統合失調症を認知症と誤診することもありますし、「年相応の認知症だから」と軽く見て放っておいたら、じつは脳内の髄液の流れが悪くなって脳を圧迫する「正常圧水頭症」だったりして、きちんと治療したら改善した例も紹介されていました。
 いずれにしても、正しい診断や処方をうけ、回復可能なものを見落とさないことが、高齢期のQOLを維持するうえでも大切なのでしょうね。

 さて、認知症では、徘徊や妄想による暴言などは、周りも巻き込んで介護家族が大変な思いをするものです。お薬以外では、周囲も本人の症状をよく理解し、接し方を変えることで状態が改善することが多いとも考えられています。
 接し方の改善は、人それぞれケースバイケースで、こうしたらうまくいったなど、いろいろなアイデアがあるでしょう。地域によっては介護福祉関係者らによる家族の支援に力を入れていたり(熊本モデル)、各地の「認知症家族の会」などが、家族が悩みを打ち明けたりホッとする場であるとともに、いろいろアイデアをもらえる場にもなっています。

 と、ここまで書いてきて、一人暮らしが多い性的マイノリティが認知症になったとき、どうするのだろう? と思いました。いや、これは性的マイノリティにかぎらず、「おひとりさま」全体にも言える問題でしょう。昨日も触れたように、これからの超高齢社会で、認知症患者の数そのものが莫大に増え、そのなかには一人暮らしの人、家族等の介護が調達できない人も少なからずいるだろう。認知症は、意外にこの国のトリガー(引き金)なのかも……。
 ならないですむなら、認知症にはなりたくない。と思っていたら、「予防」にもいろいろ新しい知見が出ていることが、記事では紹介されていました。それは明日。


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