新年のご挨拶----昨年の活動の振り返り

 新年おめでとうございます。
 多くの会員、ご協力者のみなさまのおかげで昨年も、NPO法人パープル・ハンズの活動を続けてくることができました。心より御礼申し上げます。

 年頭にあたり、昨2014年の活動を振り返ってみたいと思います。

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 パープル・ハンズは2013年4月に設立総会を開催(都による認証および登記は8月)、昨年4月が設立1周年でした。
 記念イベントとして、「おひとりさまの老後」でも知られる上野千鶴子さん講演会を開催、約90名のご参加をいただきました。

 基幹活動である「ライフプランニング研究会(LP研)」と「パープル・カフェ」は、昨年も月替わりで継続開催してきました。
 LP研は、「地域の理解者と繋がろう」をテーマに、介護ケアマネージャー、中野区社会福祉協議会葬儀社、 エイズ拠点病院医師らのみなさまを講師にお招きしてきました。葬儀がテーマの回に意外と参加者が多かったことが、印象に残りました。年明け1月の回には不動産会社取締役のかたをお招きする予定です。
 LP研のない月は、お茶会形式のパープル・カフェを開催。老後や親の介護を語る場が少ないなかで、ご好評をいただきました。

 パープルでは、「ゲイの老後はHIVの老後でもあり、HIVの老後はほぼゲイの老後」----そうした視点から、長期療養が可能となり高齢期の課題が前景化してきたHIV領域でも、問題提起を重ねてきました。エイズ文化フォーラムへの出講(横浜8月、京都10月)、エイズ学会への参加(大阪12月、コミュニティセンター「dista」でのイベントにも出演)などがありました。

 昨年、パープルでとくに特徴的だったのは、はじめて助成金をいただいたことです。
 パルシステム東京・市民活動助成基金さまから、介護事業者への性的マイノリティおよびHIV陽性者についての研修会(2回)、大和証券福祉財団・ボランティア活動助成さまからは、新しいパンフレットの作成を、それぞれ助成していただくことになりました。介護事業者研修はその第1回を先日(12月12日)、中野区内施設で開催しました。

 メディアでは、読売新聞でパープルの活動が紹介されました(医療面、10月30日、ネットにも転載)。また、TBSラジオ「荻上チキSession22」での「性的マイノリティの老後」の回(4月29日)、文化放送「福井謙二グッモ二」の「朝いちテレフォン」(11月12日)に事務局長が出演しました。
 事務局長個人もライターとして、LGBTポータルサイト「2CHOPO」や中高年に読者の多いゲイ雑誌『サムソン』で連載開始。書面作成などの知識やパープルの活動報告などを寄稿しています。

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 パープル・ハンズの活動は、〈暮らし・お金・老後〉をキーワードに、等身大の性的マイノリティの、学び合いと中高年からの仲間作りをテーマに活動する「情報センター」型のNPOです。スタイリッシュでもなく、また企業が目を留めてくれるわけでもない、地味で不器用な団体です。「もっと上手くやりなよ」とアドバイスくださるかたもいれば、「これがいい」とおっしゃるかたもいますが、選んでいるわけでなく、こうしかできないの実情です。

 今年も多くのかたのご参加をいただきながら、「歩く速度」で活動を進めてまいりたいと存じます。
 さまざまなかたとのネットワークのなかから、今後、性的マイノリティの高齢期を支えるための「事業運営」型のNPOへと成長していけたらと願っています。
 
 本年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。

   2015年1月
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