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2020年 年頭のごあいさつ

 2020年をお元気にお迎えのことと、お喜び申し上げます。
 旧年中は特定非営利活動法人パープル・ハンズの活動に、ご理解とご支援をたまわり、心より御礼申し上げます。

 当会はこの春、第8期の活動へ入ります。活動の目的をあらためて考えてみれば、それは「性的マイノリティ当事者が(さまざまな困難はあっても)自立して、最期まで自分の足で生活をしていくこと」。
 そのために必要なものとして当会では、法・制度やお金に関する基礎的情報と人のネットワークを重要と考えています。会のモットーとする「性的マイノリティの老後を考え、つながるNPO」「老後と同性パートナーシップの確かな情報センター」とはその意味です。実際、「性的マイノリティの生きづらさ」と言われるものの半分は、制度リテラシーの不足に起因するのかもしれません(きちんと制度を使い倒すお手伝いをしています)。
 3月からの新年度も、ライフプラン講座や「キャラバントーク」(別項ご参照)で、私たちバージョンの確かな情報をお伝えし、パープル・カフェやおとな食堂などさまざまな集いの場を通じて、人のネットワークを広げる機会をつくりたいと思っています。

 パープル・ハンズは「当事者の学びあいの場」であり、外部に向けて研修や講演をする機会は多くはありません。社会の理解を求める活動は他団体のみなさまにお願いし、当事者のスキルアップに注力しています。「セクマイの夜間中学」とも称しています。
 そのため研修や講演による収入がなく(専従者へ給与手当もありません)、一部助成金や賛助会員のみなさまのご支援が頼りです。毎年、多くの会員さまが継続してくださり、当会への期待とご信頼の厚さを実感しています。
 また、昨年ははじめてクラウドファンディングに挑戦し、多くのご支援をいただきました。
 年頭にあたり、会員のみなさま、ご協力くださったみなさまに、あらためて御礼申し上げます。


 昨年は事務所スペースが広くなり、今年、それを活用して新しい企画もスタートする予定です。そして来る満10周年(2023年春)に向け、住居や介護の確保から法的書面や葬儀・墓、死後の片付けまで、老後や終活の不安はパープルへ相談すればワンストップですべて解決する、そんな頼れる「サポート事業体」として成長していきたいと願っています。
 今年もみなさまのお声を当会にお寄せください。シングルでも、同性ふたりでも、病(HIVやメンタルほか)を持っていても、人生の途中で性を変えても、あんしんできる暮らしをご一緒につくってまいりましょう。
 
 どうぞ今年もよろしくお願い申し上げます。

 特定非営利活動法人パープル・ハンズ
 代表理事 北村 浩  事務局長 永易至文


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今後のつどいの場のご案内(1/1更新)

 いずれも東中野事務所で。前号と開催日が変更になっている場合があります。ご注意ください。
 当会の集いは、だれでも参加できます。
 

 ●第4回 グリーフ分かち合いの会
  1月15日(水曜) 午後7~9時 
  茶菓代:300円 予約不要 
  同性パートナーとの死別を経験されたかたの分かち合いの会です。おなじく死別経験者のファシリテータのもと、安心してご自身の経験を話せます。今回は平日夜バージョンです。

 ●パープル「おとな食堂」(要予約、定員あり)
  1月13日(月、休日)午後5~ 7時 
  2月18日(火)午後7~9時
  一品持ち寄りでご飯を食べる会。参加費:300円 
  1月のおとな食堂は「小正月」。いつもの一品のほか、正月残りのお餅があればご持参ください。具沢山のお汁を用意しておきますので、お雑煮にしていただきましょう。

 ●パープル・カフェ
  1月25日(土)午後2~4時 
  2月23日(日)午後2~4時
  茶菓代:300円 予約不要 
  40代以上をキーワードにする語り場です。はじめましてから常連さんまでお気軽に。持ち寄り歓迎。

 ●小さな集い「N響を聞く会」
  1月31日(金) 渋谷・NHKホール 午後7時開演
  事務局長がよく行くN響定期公演。3階自由席は1600円とお手頃です。若い頃よく行ったクラシック、久しぶりにいかがですか? お好きな席で聞いて、終演後、玄関で待ち合わせ(虹旗が目印)、公園通りのファミレスで「千円飲み」交流。今回は事務局長の好みでショスタコーヴィチ。参加者はご一報ください。
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【募集】キャラバントーク「地域包括支援センターを訪ねてみよう」

 パープル・ハンズでは、一人暮らしや法律婚に守られていない人の老後を考えることに役立つ場所を訪ねる大人の社会科見学「キャラバントーク」を随時開催しています。これまでも特別養護老人ホーム、町のクリニック、樹木葬霊園などを見学しました。
 2020年は「地域で老いる」をテーマに、事務所のある中野区を事例として、さまざまな公的施設や制度、官民の事業者を見学し、制度を上手に使うコツを考えます。あわせて施設側の人と、地域で暮らす利用者の多様性について理解を深め合う機会になればと思っています。題して、「セクマイが地域で、老いて、病んで、ボケて、死んで、そのあとまで」!

 1月は、高齢期相談の一丁目一番地、「地域包括支援センター」を訪ねます。地域包括とはどんなところなのか、どんな人がいて、どんなことをしているのか。また介護保険やそこで使えるサービスはどんなものがあるのか。直接訪ねて、いろいろ聞いてみましょう。「老後・介護」についての(素朴な)質問を、ぜひご用意ください。

 2月1日(土) 14~16時 (13時45分、東中野駅西口集合) 参加費:300円
 申込み制(参加希望の旨と人数をメールでお知らせください。15名程度を予定) 
 そのあと希望者は、当会事務所を訪問も可能です。

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【報告】老後講座第3回「終活編」、30名満員で無事終了


 性的マイノリティ版ライフプラン講座「セクマイ×老後 あんしん講座」(ゆうちょ財団助成)の第3回が、12月15日、上野の会場で開催されました。1回目の「マネープラン」、2回目の「病気・介護の場面」につづき、今回はいわゆる「終活」に関して、遺言、死後事務、昨今の葬祭事情などについてお話しました。
 今回も30人の定員に満員のお申し込みをいただき、欠席のご連絡を受けての直前募集もすぐ埋まる関心の高さでした。おひとりだけ20代の参加がありましたが、みな40代以上のかたで、異性愛やエックスジェンダーを含む女性のかたのご参加や、カップルでご参加の組もありました。
 アンケートに寄せられた感想では、

 ・遺言や相続、死後事務などいろいろな話が聞けて参考になりました。(40代、ゲイ)
 ・パートナーとこういうテーマでどうやって話し合うかが、目下の課題だと思いました。(40代、ゲイ)
 ・実務的にも役立つお話ばかりでした。いま親のためには自分がいるが、自分のときはひとりなのでとても不安で……。(50代、ゲイ)
 ・両親が亡くなり弟と私だけ。私が亡くなったときのことを考えて参加しました。エンディングノートはもっと先でもよいと思っていたが今からでも作成しようと考えました。(50代、女性)
 ・中年や若い人でも緊急連絡先になっていただけると助かります。中年の孤独対策・見守り対策が必要です。(50代、バイ女性。当会では高年齢のかたの連絡先サービスを実施しています)
 ・判断力があるうちに準備しておくことは早くしておくべきだと思った。そのときはよろしくご指導ください。(60代、ゲイ)
 ・何回か聞かせていただいていますが、毎年切実さが増すものの、行動に移せず。受講がモチベーションのアップにつながります。(60代、ゲイ)

 などがありました。
 今回のご参加には、ゲイショップでもらったチラシで知った、エイズ拠点病院のチラシで知った、友人に紹介されたなどのほか、「終活・ゲイ」をネットで検索して知ったかたもおられ、広がりが感じられました。また、終了後の交流会にも20人近くが参加し、ゲイバーなどとは一味違う交流のひとときをもち、SNSを交換するなど友だちの輪を広げる光景がありました。

 来年度も助成が得られるよう申請中です。今後もパープル・ハンズのライフプラン講座にご注目ください。

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熊本で「ライフプランニング」出前講座、NHKも報道

 12月1日の世界エイズデー前後に、例年、日本エイズ学会学術総会(いわゆるエイズ学会)が開催されます。基礎研究、医療者、そして社会関係の研究者や支援NGO、陽性当事者など、幅広い人が集まるユニークな学会です。
 医薬の発達で長期延命できる時代、「陽性者(ゲイバイ男性が多い)の老後」という視点から、当会も例年、参加してきました。

 今年は熊本市で開催でした。当地では、レインボーパレードくまもとが開催されたり、熊本市パートナーシップ宣誓制度が実施されたりしています。
 学会の前夜(11月26日)に、地元団体の「くまにじ」さんにお願いして、「セクマイ当事者も支援者も知っておきたいお金や制度の活用方法~~にじ色ライフプランニング入門」という講座を、押しかけ開催させていただきました。
 くまにじさんのメンバーや周囲の人だけでなく、協働する市のエイズ担当や熊本大学病院関係のかたの参加もあり、そちらからの告知もあって、「ふだん見かけないような顔のかたも参加してくれた」と、くまにじさんでも喜んでくださいました。
 当日の模様は、NHK熊本放送局が取材し、ローカルニュースとして放送されました。

 みなさまの地方の団体や集まりで、赤い羽根募金分配など小さな助成金がとれたら、ぜひ、当会にお声がけください。セクマイの「暮らし・お金・老後」に役立つ講座をもって、どちらへでもおうかがいします!

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